太陽位置¶
I. 評価法¶
ステップ \(n\) における太陽方位角 \(a_{sun,n}\) は、 \(-\pi\) ~ \(0\) ~ \(\pi\) の範囲で定義され、\(a_{sun,n}=\pm \pi\) を北、 \(a_{sun,n}=-\pi/2\) を東、 \(a_{sun,n}=0\) を南、 \(a_{sun,n}=\pi/2\) を西として、式(1)により計算される。 ただし、太陽の位置が天頂にある場合は定義されない。
ここで、
- \(a_{sun,n}\)
- ステップ \(n\) における太陽方位角, rad
- \(\sin{a_{sun,n}}\)
- ステップ \(n\) における太陽方位角の正弦, -
- \(\cos{a_{sun,n}}\)
- ステップ \(n\) における太陽方位角の余弦, -
である。また、 \(arctan(y, x)\) は、 \(-\pi/2\) ~ \(0\) ~ \(\pi/2\) の範囲で定義される通常の逆正接関数とは異なり、座標上で第1引数を \(y\) , 第2引数を \(x\) にした際に \(x\) 軸との角度を求める関数として、 \(-\pi \leq arctan(y, x) \leq \pi\) の範囲で定義される。すなわち、 \(\sin{a_{sun,n}}>0\) かつ \(\cos{a_{sun,n}}>0\) の場合は \(0\) ~ \(\pi/2\) の角度を、\(\sin{a_{sun,n}}>0\) かつ \(\cos{a_{sun,n}}<0\) の場合は \(\pi/2\) ~ \(\pi\) の角度を、 \(\sin{a_{sun,n}}<0\) かつ \(\cos{a_{sun,n}}<0\) の場合は \(-\pi\) ~ \(-\pi/2\) の角度を、 \(\sin{a_{sun,n}}<0\) かつ \(\cos{a_{sun,n}}>0\) の場合は \(-\pi/2\) ~ \(0\) の角度を返す関数となる。
ステップ \(n\) における太陽方位角の余弦 \(\cos{a_{sun,n}}\) は、式(2)により計算される。 ただし、太陽の位置が天頂にある場合は定義されない。
ここで、
- \(h_{sun,n}\)
- ステップ \(n\) における太陽高度, rad
- \(\varphi_{loc}\)
- 緯度, rad
- \(\delta_{n}\)
- ステップ \(n\) における赤緯, rad
である。
ステップ \(n\) における太陽の方位角の正弦 \(\sin{a_{sun,n}}\) は、式(3)により計算される。 ただし、太陽の位置が天頂にある場合は定義されない。
ここで、
- \(\omega_{n}\)
- ステップ \(n\) における時角, rad
である。
太陽の位置が天頂にある場合とは、太陽高度 \(h_{sun,n}\) が次式を満たす場合を言う。
ステップ \(n\) における太陽高度 \(h_{sun,n}\) は、 \(-\pi/2 \leq h_{sun,n} \leq \pi/2\) の範囲で式(4)により計算される。
\begin{align*} h_{sun,n} = \arcsin( \sin{\varphi_{loc}} \cdot \sin{\delta_{n}} + \cos{\varphi_{loc}} \cdot \cos{\delta_{n}} \cdot \cos{\omega_{n}} ) \tag{4} \end{align*}
なお、 \(h_{sun,n} < 0\) は、太陽が沈んでいることを意味する。
ステップ \(n\) における時角 \(\omega_{n}\) は、式(5)により計算される。
ここで、
- \(t_{m,n}\)
- ステップ \(n\) における標準時, h
- \(\lambda_{loc}\)
- 経度, rad
- \(\lambda_{loc,mer}\)
- 標準時の地点の経度, rad
- \(e_{t,n}\)
- ステップ \(n\) における均時差, rad
である。
ステップ \(n\) における標準時 \(t_{m,n}\) は、時間間隔により次表のように定義される。
ステップ \(n\) |
0 |
1 |
2 |
… |
8760 |
標準時 |
0 |
1 |
2 |
… |
8760 |
ステップ \(n\) |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
… |
17519 |
17520 |
標準時 |
0 |
0.5 |
1 |
1.5 |
2 |
… |
8759.5 |
8760 |
ステップ \(n\) |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
… |
35039 |
35040 |
標準時 |
0 |
0.25 |
0.5 |
0.75 |
1 |
1.25 |
1.5 |
… |
8759.75 |
8760 |
ステップ \(n\) における赤緯 \(\delta_{n}\) は、 \(-\pi/2 \leq \delta_{n} \leq \pi/2\) の範囲で式(6)により計算される。
ここで、
- \(\nu_n\)
- ステップ \(n\) における真近点離角, rad
- \(\epsilon_n\)
- ステップ \(n\) における近日点と冬至点の角度, rad
- \(\delta_0\)
- 北半球の冬至の日赤緯, rad
である。北半球の冬至の日赤緯 \(\delta_0\) は、 \(-23.4393 \times \pi/180\) radを用いる。
ステップ \(n\) における均時差 \(e_{t,n}\) は、式(7)により計算される。
ここで、
- \(m_n\)
- ステップ \(n\) における平均近点離角, rad
である。
ステップ \(n\) における真近点離角 \(\nu_n\) は、式(8)により計算される。
ステップ \(n\) における近日点と冬至点の角度 \(\epsilon_n\) は、式(9)により計算される。
ここで、
- \(N\)
- 1968年との年差, 年
である。
ステップ \(n\) における平均近点離角 \(m_n\) は、式(10)により計算される。
ここで、
- \(d_n\)
- ステップ \(n\) における年通算日( \(1\) 月 \(1\) 日を \(1\) とする), day
- \(d_0\)
- 平均軌道上の近日点通過日(暦表時による \(1968\) 年 \(1\) 月 \(1\) 日正午基準の日差), day
- \(d_{ay}\)
- 近点年(近日点基準の公転周期日数), day
である。本計算では、近点年(近日点基準の公転周期日数) \(d_{ay}\) は \(365.2596\) とする。
ステップ \(n\) における平均軌道上の近日点通過日(暦表時による \(1968\) 年 \(1\) 月 \(1\) 日正午基準の日差) \(d_0\) は、式(11)により計算される。
なお \(\lfloor x \rfloor\) は、 \(x\) の小数点以下を切り捨てた値とする。
1968年との年差 \(N\) は、式(12)により計算される。
ここで、
- \(y\)
- 計算するする年(西暦), 年
である。本計算では、計算するする年は西暦1989年とする。
\(1\) 月 \(1\) 日を \(1\) とする、ステップ \(n\) における年通算日 \(d_n\) は、式(13)により計算される。
なお \(\lfloor x \rfloor\) は、 \(x\) の小数点以下を切り捨てた値とする。
標準時の地点の経度 \(\lambda_{loc,mer}\) は、式(14)により計算される。
II. 根拠¶
作成中